おわりんです。
続きの記事になります。
急性膵炎と診断されてから1か月後
急性膵炎と診断されてから、約1か月たち、またT病院で検査を受ける日がきました。MRCPという検査です。正直毎日暗い日々を過ごしていました。なぜ、こんな病気にかかったのだろう。治らなかったらどうしよう。気にすると何となく背中や左上側の腹部が若干重いような、痛いようなという感覚があり、病院の検査で「完治しています」という言葉を本当に心から聴きたかったです。そんな思いを持ちながら、MRCP検査と血液検査を受けました。
MRCP検査
MRCP検査って何??感じでした。MR胆管膵管撮影と言い、胆汁や膵液の撮影を強調して撮影する方法のようです。
T病院についてさっそく検査室に行きました。すると甘い液体を飲んでくださいと言われました。ボースデルという液体のようでした。後でネットで調べてみた。
ボースデルを使用することにより膵管や胆管がはっきりと見えるようになり、病気の状態がより正確に把握できます。ボースデルは、マンガンを含む容量250ml の無色透明で少し甘みのある液体です。
副作用などいろいろ気にしていて、心配性の私ですが、飲むしかないと思い一気に飲みました。意外と甘くて飲みやすいなという感じでした。特に副作用とかもなかったので、良かったです。するとしばらくして検査室に呼ばれました。すると次は、胃の動きなどを止める注射すると言われました。私は、過去に予防接種で具合が悪くなり、さらにそれが5年程度続いた経緯があるので、なるべく打ちたくないと答えました。
すると、検査技師の方は、「無理にはしません」とはっきり言ってくださり、「1度撮影してみて、それでやはり見たい部分が見れないなら注射しましょう」と言ってくださいました。私の不安そうな様子を察してくれたのか、とても丁寧な対応をして頂きました。その後MRCPを撮影しました。
けっこう長い時間入り、検査技師が画像を確認しました。「大丈夫撮れてます」と言ってくださいました。なので、胃の動きを止める注射をせず、また、さらに詳細な部分が見たい場合は造影剤を投与して撮影という流れもあったようですが、それも無しでOKということになりました。
てっことは、病状はよくなってるの?という思いで少し心が明るくなりました。
その後、血液検査、尿検査をしてその日は終わりになりました。
帰りに病院の食堂でちょっとハンバーグなど食べてスガスガしい気持ちになりました。
診察日
診察日は、検査日の数日後で、非常にめんどくさいです。早く結果を知りたくてもモヤモヤする日が続くのです。
そして、さすが大きなT病院ですね。予約しないと診察してくれません。
ただ、予約しても2時間程度待たされることとなり非常に不愉快ですが。
当日は、受付をすませ、予約番号が掲示板に映るのを待ちながら、不安な気持ちいっぱいで待ちました。
そしてついに自分の番号が呼ばれて、診察することになりました。
先生あったときの第一声は、
「お待たせしました。どうでしたか?この一か月、やはりまだ痛いですか?」
そんな風に言われました。このとき、まだ膵臓の容態はかわっていなんだなと悟りました。
MRCPの結果を見ても、1か月前の造影剤CTの所見と同じように、膵臓の尾部に腫れがあるようでした。ただ、血液検査の結果は、すべて正常値(炎症反応CRPは、検出限界で炎症は見られないという結果)でした。このときhba1cは測定されていませんでした。1か月程度じゃ変わらないかららしいです。
そして、結局、また経過観察ということになりました。次は3月に超音波検査しましょうという流れになりました。
心の中は、まだ暗い状態が続くことになってしまいました。
先生曰く、一度膵臓に炎症などが起こると、画像で回復する状態になるには数か月かかるということを言っていました。なので、順調に回復しているので心配しなくて良いし、普段通りの生活をしてくださいとのことでした。むしろ普段の生活に戻して、問題ないか確認したいということも話してくれました。
私は、これは「慢性膵炎ではないですか?」と尋ねました。すると、先生は、まだ「慢性膵炎とは診断できない」とはっきり言いました。ただ、可能性は否定できないそうで、しっかりした「膵炎」の診断のしていくには、長期に時間経過を見ていく必要があるそうです。「慢性膵炎」以外にも、「自己免疫性の膵炎」などもあり、そう簡単に診断できないそうです。現状は、1か月前の「急性膵炎」の診断以上のことはできないそうで、落ち込みましたが納得して帰宅することにしました。薬も特になく経過観察になりました。不安な日々は続く。。。
④へ続く