終わりなき旅~自律神経失調症と生きる~

自立神経失調症と生きるミスチル好きの普通のサラリーマン。雑記ブログ

【1夜限りのライブ】ミスチルwonederful world on DEC 21

 今日は、ミスチルのツアーで1日しか開催されなかった伝説のライブについて書こうと思います。

突然のツアー中止

2002年7月に桜井和寿が小脳梗塞で入院したため、デビュー10周年の2002年に予定されていた2つのツアー『TOUR 2002 DEAR WONDERFUL WORLD』『TOUR 2002 IT'S A WONDERFUL WORLD』が中止となる事態が発生しました。

 

今でも鮮明に覚えています。確かその時は、渋谷公会堂でライブが予定されていたのですが、ファンクラブの選考で落選してしまい行けなくった時のことでした。どうしても行きたい、行きたいと思っていた矢先に起きたのです。櫻井さんが「脳梗塞」でライブ中止というニュースが流れました。本当に衝撃でした。もう二度とライブが聞けないのかと。。そのとき「脳梗塞」という言葉に非常にびっくりしました。まだ30前半でなのになぜ。。イメージとしては、高齢の方しかならないと思っていましたし、なった場合は、ツアー証されないし、たとえ助かったとしても、後遺症が残ると思っていたので。。

 

そして、本当にたまたまというか、私自身も初めて2002年7月に「自律神経失調症」という症状に悩まれる年になりました。2015年以降に予防接種をきっかけに「自律神経失調」が一気に悪化しましたが、2002年にも自律神経に悩まされた時期がありました。。

これはまたいつか記事にできたらと思います。

 

  その後、櫻井さんは、約半年の療養を経て、音楽活動を再開しても問題が無くなったため、2つのツアーを総括してその年の12月21日に横浜アリーナで1夜限りのライブ『TOUR 2002 DEAR WONDERFUL WORLD IT'S A WONDERFUL WORLD ON DEC 21』が開催されることになった。

 

このニュースを聞いたときは、私は、絶対にこのライブに行きたいと思いました。もしかしたら、最後のライブなのではないかという不安もあり、当時大学2年くらいだと思いましたが、無我夢中で手に入れる方法を考えていました。

ところが、ファンクラブ選考で落選し、一般発売も売り出した瞬間に完売。。手に入る気配は全くありませんでした。。そりゃそうですよね。。本来全国を周るツアーなのに、たった1日だけしかやらないので、全国からファンたちが「横浜アリーナ」に押し寄せてくるわけですから、それは異常な倍率だったと思います。。

もちろんオークションも考えました。いくら出してもいいという思いでした。

 

 そしたら、100万くらいの値がついてるのです。。安くても10万以上のばかりでした。。

 

当時、大学生の私が、アルバイト代を出し切っても買えるような値段ではありません。

仕方なく諦めることとなりました。

 

そんなとき、このライブは、スカパーで生ライブを放送することが決まりました。私は、スカパーを契約している友達の家にお邪魔して、ライブを見させてもらったことを覚えています。ライブ会場には行けなかったけど、生放送を見ることはできました。

 

感動しました。いつも通り何もなかったように、淡々と歌っていました。きっと心の中では、病気のことを心配する気持ちなどもありながら歌っていたでしょう。本当にすごいです。自分だったら、仕事でさえ用心して無理しないようになるだろうし、不安との闘いで日常も崩れていきそうな気がします。櫻井さんは、何万人もの前で(凡人にはわからないものすごいストレスがあると思う)、全力を尽くして歌っています。なんかいつ死んでもかまわないっていうような覚悟をもって歌ってるようにも感じました。

 

初めの方は、緊張があったのか、ツアー1回のみだからなのか声の調子がいまいちかなって思ったりもしましたが、この「Drawing」や、「つよがり」を聞いていつもの櫻井さんだと思いました。高音が突き刺さるような伸びがでてきます。

 

Drawing 

drawing

「Drawing」

歌:Mr.Children

作詞:桜井和寿

作曲:桜井和寿

遠い遠い子供の頃夢で見た景色が
一瞬フラッシュバックしたんだ
笑いながら僕の頬にキスをする少女が
君とオーバーラップして

淡い光の曇り空に
フワフワな時を刻んでいく
この素晴らしい 煩わしい気持ちを
真空パックしておけないもんかなぁ

※絵に描いたとしても
時と共に何かが色褪せてしまうでしょう
永遠はいつでも
形のない儚い幻影(かげ)
君と共に 僕の元に※

もっともっと上手に いろんな絵を描けたなら
やっぱり君を描きたいな
僕にとって君とは つまりそう小さな点
そしてあらゆる総て

デタラメと嘘の奥に
本当の答えが眠っている
この素晴らしい 慌ただしい
人生を二人三脚で越えて行けるかなぁ

どんな場面でも
僕の絵には必ず君が描かれていて
目を閉じたまま深呼吸してみれば分かる
君はいつも 僕のノートに

(※くり返し)

そしていつも 僕のノートに

 

 つよがり

つよがり

「つよがり」

作詞:桜井和寿

作曲:桜井和寿

凛と構えたその姿勢には古傷が見え
重い荷物を持つ手にもつよがりを知る笑っていても僕にはわかってるんだよ
見えない壁が君のハートに立ちはだかってるのを

蚊の泣くような頼りない声で
君の名前を呼んでみた
孤独な夜を越えて 真直ぐに
向き合ってよ 抱き合ってよ 早く

着かず離れずが恋の術でも傍にいたいのよ
いつ君が電話くれてもいいようになってる

話す相手も自ずと挟まってくんだよ
ちっちゃな願いをいつもポケットに持ち歩いてるんだ

「優しいね」なんて 買被るなって
怒りにも似ているけど違う
悲しみを越えて 真直ぐに
向き合ってよ 抱き合ってよ 強く

愛しさのつれづれで かき鳴らす六弦に
不器用な指が絡んで震えてる

たまにはちょっと自信に満ちた声で
君の名を叫んでみんだ
あせらなくていいさ 一歩ずつ僕の傍においで
そしていつか僕と 真直ぐに
向き合ってよ 抱き合ってよ
早く 強く あるがままで つよがりも捨てて

 

MCでは、脳梗塞のことを「NOこうせつ」になったといい、「神田川」とかが歌えなくなるなどの冗談を話していました。会場はシーンとなり滑っていました(笑)

 

ただ、こんな映像も全てカットせず、丸々記録されたDVDが発売されました。もちろん私は購入しました。

虹の彼方へ(弾き語り)

虹の彼方へ

どれもとても良い曲ばかりですが、私のお勧めというか、とても好きな所はやはり18曲目の「虹の彼方へ」です。1番のみですが、ギター1本の弾き語りで会場を感動の渦に惹き込みます。過去から現在までのデビューから10年を振り返るような、懐かしいような、私にとって過去の記憶がよみがえってくるような最高の映像でした。これは、見る価値絶対ありです。この会場に、この瞬間に、立ち会えたお客さんはとても幸せですね。本当にうらやましい限りです。

 

とても穏やかに気持ちよさそう歌っている櫻井さんの姿をみて、なんかこれならきっと大丈夫だなんて思ったりもしました。

ライブDVD↓
CDアルバム↓